無酸素運動について

無酸素運動について

ダイエットや健康対策として運動に関心が集まっています。現代人は運動が不足気味という状況もあるのでしょう。一方では運動による脂肪燃焼効果、それがもたらす生活習慣病、メタボリックシンドロームなどの解消効果も期待されています。

運動への関心の高まりから、運動に関するより詳細な情報が求められるようになっています。その中でもとくに関心が高いのが有酸素運動と無酸素運動の違いに関する情報です。近年ではウォーキングに代表される有酸素運動の効果に脚光が集まっていますが、では無酸素運動にはどんな効果が期待できるのでしょうか。

無酸素運動とは短期間、あるいは瞬間的な運動で一時的に酸素を体内に取り込まない状態で行う運動です。短距離走や筋肉トレーニングが代表的な例として挙げられます。ただ、運動している間まったく酸素を取り込まないスポーツはほとんどないため、少なからず有酸素運動の面も備えています。ポイントとしては一時的ながら非常に強い力が働き、体内の糖質(グリコーゲン)を消費することです。有酸素運動の方は体内に蓄えられた脂肪をエネルギー源として消費しますから、この点に大きな違いがあります。

この違いから、脂肪の燃焼に役立つ有酸素運動に対し、無酸素運動は筋肉を鍛えるのに適しているといわれています。そのためダイエットや健康目的ではあまり役立たないとのイメージも強く、有酸素運動に比べて一歩評価が落ちる面も見られます。しかし、無酸素運動によって筋肉の量が増えると基礎代謝が向上し、太りにくい体質になることができます。そのため、無酸素運動もダイエットやメタボリックシンドローム対策には欠かせないのです。両方をうまく取り入れながら行っていくのが理想的となるでしょう。

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